1つの良い魂は、無数の悪鬼の様な人々にまさって、人々を救う。
無数の悪鬼の中の最悪の者は、その者がいるだけである集団の風紀を極端に悪化させる。悪鬼集団はどれほど群れつどっていても、裕仁独裁下の大日本帝国がそうだった様に、最悪の者の扇動と責任逃れで抵抗不能な全員が共犯にされるだろう。この最悪の者を悪魔と呼ぶと、悪魔と僅かにも関わってはならない。
反対に、唯一人の聖徳をもつ勇者が現れた集団は、その者の賢明な働きによって徐々に或いは一気に啓蒙され、悪鬼どもの邪悪な喧伝とご都合主義による悪徳支配を打ち崩すであろう。唯一つの良い魂を軽んじる者は生活基盤ごと転覆させられ、悪魔に媚び諂うものは結局戦闘の末、破滅を余儀なくするだろう。