茂木健一郎氏は社会や人間の事をまなぶ学問を科学ではないと言った。歴史は存在しないとも言った。これらはなぜ彼が百田尚樹氏や竹田恒泰氏らの作り話を実証史学と混同しているかを充分説明する。彼は個々の歴史に真実がなく、世の中は全て人々の脳内妄想だと考えている独我論的唯脳論のネオナチ変種だ。
彼らの様な歴史歪曲主義者が、会津戦争、南京事件、ホロコースト、原爆投下、沖縄戦の様な悲惨な現場を、侵略犯側に立って西軍都合で矮小化してきたのはいうまでもない。自称天皇一味が捏造した嘘の塊である天孫降臨以後の記紀神話も、考古学や遺伝学などを応用した実証主義史学以後、およそ虚構である。