2024年4月15日

滋賀民族主義と彦根中心主義による幕末解釈の欺きとその末路

井伊直弼は徳川氏専制政体の中で御三家や公卿を含む、安政の五か国条約という5欧米諸国との不平等条約締結反対派への弾圧を、非情な暴力で謀った白色恐怖主義の大老だった。明らかな民間人への冤罪を含む、安政の大獄として知られるこの史実を、滋賀民族主義者は一般に彦根中心主義で今も昔も認めない。
 これらは史実を厳格に考究する知性の致命的不足を意味しており、その先進国とは到底いえない浅はかで悪意に満ちた民度を知って、反省力のない民族主義者と少しもかかづらうな。悪政に反省しない者は何度でも同じ過ちを繰り返すだろう。
 君子危うきに近寄らずという。賢明な者は悪性者とつきあわない。