流れてしまい誰のせりふか定かではないが、「馬鹿に底なし」と語っていた人をXでみた。もうちょっと荒い言い方だったが、彼は俗界に詳しいのだろうと感じいり自分は深く納得した。確かに、自分がみたネットの人々はまず全員がおよそそうだった。彼らは地獄の底を掘り続けるが、少しも反省しなかった。
もし逆も真なら「知者は天上しらず」なのかもしれない。素朴な意味での豊かさが知恵の産物なら、人々が天国の様に暮らす社会も実際にあり、それは哲学の恩恵によっている。
だが上智と下愚とは移らずと孔子が『論語』でいう様、文明の質の天地の落差は、両者が同類相集まる事によるのだろう。