養老孟司氏のYouTubeチャンネルの何が不快かわかった。常に教師面して物知り顔し、インタビューアーが下手にばかり出ているのに、当人は大した事を言わないからだ。その偽装された位階が、権威主義や学閥・学位権力を想起させ、人の本質的平等権を侵害していると感じる。唯の敬老精神とは別の構造がある。
思うに、何でも分かっているふりするが大した思想でない偽教師、或いは教養俗物(ニーチェ用語で、知識量自慢の偽物)の様な存在を「先生」の偶像に祭り上げようとしているのは主に、東京媒体と大学の企業連合である。それらの共謀が悪なのは論を待たない。人々を知識の質で多少あれ騙しているからだ。