俗悪な人々は俗悪なくらしをしてしぬ。だから、俗悪な人々とかかわったり、まじわったりするな。俗悪な人々には彼らに特有のくらしがあり、彼ら自身の惨めさに終生気づかない。彼らを駆動しているのは悪徳という習性であり、日々おちぶれ、むなしく消えゆく。
俗悪な人々の子供は苦しんでしぬ。彼らには人生の楽しみのうち、高尚な面が欠けている。そのため惨めな終わりに向かって日々を蕩尽し、言い及ぶ価値もない反面教師としてしばらく存在しているが、やがて亡びてからもおもいだしたくもない悪い記憶になる。