それが間違いだったと気づいてから
はるか時代は遠く
調整できない操縦桿は暴走し続け
今ではどこにも着地点が見当たりはしない
嘘よりも深く
あなたは月の精のよう魔法をかけ
自分の世界にはもう夜明けがこない
この旅が終わりになれば
自分は墜落して消えてしまう
だがいきつく果てのないこの機体は
一体だれと戦っていたのかすら定かではない
愛よりも深く
あなたは夢の合間のよう吐息をして
自分の世界にはもう夜明けがこない
もし救いがあるなら
あなたに伝言を頼む
自分が死んでしまってから
やはり最も愛していたのは君なのだと
そのために旅に出たとはいえ
今ではどこにも着地点が見当たりはしない