2023年7月11日

伴侶択び

もし不徳な伴侶をもてば、その者の蛮行で自らも必ず損失する。
 伴侶は少なくとも自らと同等以上の人格でなければ、自らは必ず損失する。
 もし自分以上に優れた人格の伴侶をみいだせなければ、妥協による婚姻は、己の人生を不幸にするだろう。

 これゆえ劣った家柄は数多いが、優れた家柄は殆どない。それは優れた人格同士の配偶が得られ難いからだ。

 伴侶を択ぶにあたっては決して妥協せず、深慮を重ねて精査しなければならない。
 長い時間かけた試験の末に、伴侶の不徳が知れたなら、万難を排し婚約を破棄せよ。
 自らの人生の半分を預ける者は、また子供の人生の母体でもあり、わずかな歪みも全て家庭として実を結ぶからには、望むかぎり美徳の点で完璧で、全く尊敬すべき人格でなければならないからだ。