2023年7月12日

悪女の篩

ある女性が信用ならなければ、その者は劣った人格である。
 劣った人格の女性は、常に問題を持ってくる。その問題はおよそ例外なく彼女自身の不徳が招いた必然の因果だが、当人の悪性とわがままぶりによって他人に問題をまき散らし、いつも決して反省などしない。
 これゆえ劣った人格の女性を己の身に少したりとも近づけるな。それは、仮にその女性がどれほど性的魅力にあふれ、時にあなたに快楽を与えても、もっと酷い悪徳による害の方が結局大きいからだ。
 悪女の悪知恵による性奉仕にも裏の意図がある限り、悪女を性搾取だけして、全く害を受けないで済ませるのは原理的にできない相談だ。それどころか、悪女との交わりは自らに性的腐敗を招き、いわば麻薬中毒のよう、自分の人生に確実な害を与えるのが誤りない事実である。毒のある恋愛や性行為は、毒のないそれらより刺激が強い事が多いものの、その刺激は自らの健康をむしばむたぐいのものである。

 ある女性が急場に至ってあなたを裏切ったなら、その者の目的は己にあって、あなたには全然ない。自分の生命危機にいたる何らかの費用負担がましても、むしろ愛する者の為に自己犠牲を省みなかった者こそ、善女たる証を自らの業で得ている、と考えられる。
 それゆえ、つきあう女性の資質を普段だけでなく急場でもよく精査し、その者の真意を見抜け。悪女を自身に近づけては絶対にならない。ことに異性愛者の男性に性欲があるかぎり、悪女はおよそこの世で人が破滅する原因筆頭の三本の指に必ず入るだろうほど、絶対に気をつけねばならない、極めて危険な害意を持つ事もある魔物だからだ。