道徳的に善い行いをなす事は義務で、ほかではない。もし道徳的な良さを追求しなければそれはすなわち悪い事にひきよせられる状態を意味する。道徳的に中立な行いというものは世界に存在しない。ある行いをなさなければ人は別の行いを不可避になしてしまうからだ。そしてその行いは、仮になにもしていない様にみえても、道徳的によい行いをした者に比べてより悪い状態に違いない。