2021年9月30日

最後の女帝論

1.皇室は愛子天皇の127代で打ち切りとすべし

 自分がわれらの国事をとりまく全ての事柄を総覧するに、皇室・天皇制(天皇の制度。神権政治の体裁をとる天皇政治の祭政一致体制)は愛子天皇の次代で地球史上、最後の皇帝とするのが最も全天皇史としてまとまりがよく、男系派とも無矛盾で調度いいのではないかと思う。

2.なぜほかの皇室維持策が国事に公害か


京都市政や奈良県政による皇室政治利用の禍

 さもなくば皇室典範改正で女系天皇可かつ原則的に長子相続制とし、大幅に宮内庁規模を縮小して祭祀は全て民間宗教法人・神道の寄付金その他の収入で賄うかだ。自分はこの方途は以下のわけで採用不可とする。
 この場合、文化庁や皇族強奪で首都奪還をめざす京都市政が皇族政治私用を目的に国事介入し、自文化中心主義の一種、京都中華思想(御所のある京都市上京区中華思想)から全国民を中世都市の虚栄心で差別や脅迫するため、天皇の権威を笠に着て、諸々の邪悪で陰険な嫌がらせを永続的に全国行政や全国民へしてくることは明白である。しかも天皇家自身も政権奪還を狙いこの陰謀に乗る可能性もある。
 なぜこういう京都市政の謀略がおこなわれているか。
 飽くまで長安を模した中華都市の体裁で中世朝鮮系渡来人集住区としてはじまった彼ら旧平安京の虚栄心は、東京や横浜、大阪、名古屋その他の大都市に大差をつけられた以上、もはや文化庁誘致での自文化中心主義のごりおしや、皇族政治利用でしかない皇族再誘致による双京気取りの悪あがきなど、角度をつけた裏技でしか少しも満たされないからだろう。ここにあるのは端的に、自称京都をてらい続ける傲慢さという、中華思想からきた悪徳の末路である。同じことは天皇と自称する奈良人優越論の種族主義邪教(カルト)・神道の教祖兼自称皇帝にもまったくあてはまるので、彼らも京都市政と共謀し、国権簒奪の再起を伺って、京都政界にとりつき反共和政府の陰謀をもちながら反政府軍の武力確保に潜伏し続ける可能性がある。むしろ、日本史では常に天皇家は、飛鳥期での名乗以来、その様な動きしかしてこなかった。

 特に上皇誘致は奈良県荒井正吾知事も似た様な言動をしており、門川大作京都市政ともども国権濫用、公務員職権濫用罪にほかならず、極めて邪道である。
 国政の権能を持たない象徴を特定の府県がなにゆえ自都道府県の利益のためだけに将棋の駒扱いしているのか。徳川政権簒奪目的に天皇を玉と呼んだ木戸孝允はじめ、同じような蛮行をして恥じなかった岩倉具視や大久保利通ら、侵略恐怖主義者集団・西軍の自称元勲きどりだろうか。
 特に京都市政は共産党系の候補へ政権交代でもおきなければ今後も、大量殺戮の邪教である神道の祭祀をおこなうときその一部を京都市でやるよう、陰に陽に宮内庁や各皇族を説き伏せようとするはずだ。

 これら関西政界の著しく悪意に満ちた違憲な皇族政治私用の謀略を現にみていると、天皇制を国事の一部として維持することはもはや不可能とみていい。特定自治体が己の私利私欲のため好き勝手つれまわす単なるでくとしての天皇家や宮家は、数が多ければ多いほど国政に混乱をもたらす原因となるだろう。しかもそれは天皇家が存続するかぎり未来永劫に渡ってつづく混乱だ。

天皇家の邪教性

 そもそもこの家は神道の教祖なので政教分離に反している。この家が近代法制と根本的に矛盾しているのはこれだけではなく、天皇は国権を持たないはずが、明仁氏は退位法を戦後天皇みずから主体になって立法させた。あるいは要人との会談予定をずらせないと内閣へ文句をつけ、当該内閣を解散へ追い詰める直接の原因をなすなど(天皇特例会見)、平成天皇は戦後法制下でも国民主権を侵害した実例が複数ある。
 すなわち戦前と変わらず、もとが侵略帝国主義をとる世襲独裁者に違いない天皇の存在自体が、国民主権や自治権、民族自治権、平等権その他の人権を必ず侵害してきているし今後もするだろう。天皇家自体が国事や、彼らの既往の領土拡大政策に侵略被害の形でまきこまれる周辺国事に、著しく公害をなしてきている存在なことは間違いない。

 奈良人優越思想の大量殺人鬼を教祖兼皇帝とし、その教祖の先祖ごと神格化し拝ませるための関西地方発邪教にすぎないのが神道である。その様なまがまがしい邪教祖を象徴とか元首とかの地位に同定するのはまったく不条理なことだ。どれほど規模を小さくし財政負担をへらそうと、この点は永久に変わらない。天皇と自称する一族は、既に『史記』の唐代の司馬貞による加筆部「三皇本紀」にはじめてみられる名で、北辰の別名である「天皇」と飛鳥期の奈良県にて674年ころ名乗りだしてから、今より76年前の1945年太平洋戦終結まで、最低でも1億人近くを東亜中で大量虐殺してきた歴史がある。よって、この大量殺人犯の血族の祖先を神格化し、また教祖たる祈祷資格の根拠にしている神道は、原理的に反国家的・反国民的かつ反人道的で、民族差別や暴力至上の最も危険な宗教団体と定義されるべきで、公安監視を決して怠ってはならない侵略帝国恐怖主義の地上最悪級邪教である。その教祖天皇一族もやはり、大量殺戮主導の前科を持つ人道犯罪者の教祖集団として、全員滅亡のときまで全地球全国家から厳重に監視され続けるべきだ。

男系派の邪教性

 因みに男系派は男女差別の教義を1867年『王政復古議』で神道政体にもちこんだ岩倉具視の模倣者にすぎない。

 抑皇家ハ連綿トシテ萬世一系禮楽征伐朝廷ヨリ出テ候而純正淳朴ノ御美政萬國ニ冠絶タリ
――岩倉具視
1867年10月『王政復古議』

大塚武松、藤井甚太郎・編『岩倉具視関係文書』第一、「王政復古議」、301ページ、1927年から1937年

それ以前の天皇家に男系至上主義の神道教義がなかったのはいわゆる女系・母系で母から家を相続しY染色体をもたない元正天皇の存在から明らかである。

 元正天皇、諱氷高、一名新家、文武帝之姉也、神識深沈、言必典礼、為内親王、位二品、食封一千戸、和銅八年正月、進欽一品、九月二日庚辰、受元明帝禅、即天皇位于大極殿、時年三十六
――源光圀・編『大日本史』元正天皇 巻十五 本紀十五、1657年から1906年、吉川半七・出版

  男系派が女帝は中継ぎ云々とごまかそうと、元正帝についての科学的事実と違和している以上、男系派は完全な性別主義の詐欺集団にすぎない。よって遠からずこの派閥は人道犯罪集団として破滅せざるを得ない。
 男系派を味方にしているかぎり、かつ一般国民は男女同権が当然なかぎり、天皇家は反国民的な人権侵害者一族として全人類の敵となるほかなく、ますます滅亡が早まるだけだろう。