世界は少しずつ荒廃していく
そこにどんな希望の種も落ちていない
だから君は死を選ぼうとした
宇宙が果てしなく
たとえそこに何も落ちていなくても
どんな小さな言葉であれ
人はその中に植えつけた種で
一つのことづてを育てていく
地上は少しずつ終わっていく
もしだれも一言も発さなくても
だから君は死を救いだと思っていた
だから君は世界をうらんでいた
もし全てが下らないとして
この小さな言葉の中に込められた
一つの夢を紡ごう
無限に広がっている理想の国では
どんな絶望も見当たらない
全ての人々が命がその心を羽ばたかせ
だれも悲しみの中に留まりはしない
作りえる技のどこかに落ちている筈の
たった一つの希望の種