僕んちの書斎括弧サンルームの窓をあけるといつもというか偶に海の方で日立っぽい音がする、今それを歌うのは僕はその音が当たり前と思っていたが他の場所では聴いた事がなく、実はとても気に入っているのか、特に夕暮れどきとかに聴こえると心の奥の底の方まで或る情趣で満たす安心する音だったからなのだけど、それは僕らはわかるだろうけどもしかすると外の人は知らないのかもしれない、或る文明ができあがっていくの時の音で、車の走るアスファルトの鳴る音とか電車が通り過ぎていってファーンと鳴る音とか色んな都市の建設音みたいなものが微かにしながら、しかも海の音や香りと一緒にできあがって行っているのだ