某ツイッターアカウントがこういってきた。
私が芸術家と名乗っていたのを見てなのだろうが、「自慰がんばって」と。
恐らく悪意ある侮辱のつもりでいったのだろうが、これは芸術というものの或る側面をひねくれた見方で解釈しているだけでなく、恐らくその人が純粋美術を誤解しているから出てきた発想だろうと思う。
もしくは、色々な面で決してできがいいとはいいがたいのだろう(自分には全体の本のごく一部の形容句にしか見るべきところがないと感じられた)素人小説を書いていた某アカウント当人が、自作を暗に自慰だと感じており、自分がいわれたくないことを、堂々と芸術家となのっている相手へあてつけで言ったのかもしれない。大概の誹謗はそういう心理構造で出てくる。事前情報がない相手が嫌がるだろう事を、自分が嫌がるだろう事と全く違う要素から類推するのは、基本、困難だからだ。
で、純粋美術は通常、特に近代主義以後は、客商売から離れた。よって某アカウントは近代美術以前の考え方をわざとなのか無知なのかで執っている事になる。商業美術、注文制作から離れたからこそ、前衛が発生したのである。それは自慰とは何の関係もない。