2020年11月11日

消えない真理

言葉にならない夢
だがそれも虚構にすぎず
結局みなが同じ穴の狢
果てしない旅の終わりに
人は金切り声を挙げ叫ぶ
さも答えが落ちていない迷宮のうちで
出口さえ見つからない
手に入る魔法も
端から無意味だったかの様に
嘘つきどもが死に絶えたあとで
唯一残ったのが消えない真理
人類の愚か者どもが権勢を誇り
おのが我執に耽り
跨った馬は地の底へと彼らを誘う
さもゆるされない罪を犯した人の顔で
お前は自分をも偽る
際限のない絶滅を繰り返す
だがそれが終わる事はない
さも生物という悲劇の只中で
死をのりこえた魂だけを語りゆく
唯一の機械が自分であるかの様に