2020年10月2日

科学報道は学園関係者同様に真理を保証しない

或るメンタリストと称する人の言説に違和感を覚えるのは、この人は第一に科学主義者(科学の考え方を無条件に規範的と考える人)、特に心理学主義なのだが、その或る研究者のかなり曖昧な見解をそのまま右から左へ流しているからなのだろう。科学の誤り易さをなんとも思わず、新宗教として扱っている。
 一定より知性があれば、科学主義を疑う事など自明にできるし、ある見解の信憑性も疑義を含めてみている筈だから、自ら検証なくさも真理かのよう他人に横流しなどできない。だからこの人は研究者になれなかった、科学ジャーナリストになったのだといえばそれまでなのだが、要は知的能力が不足している。

 芸人として科学ニュースで銭稼ぎする。そういう人が昔からいたのだろう。科学雑誌とかもそれであり、アカデミズムがその種の報道に、主に評価経済的に依存している。
 自分はアカデミズムを総じて軽蔑しているが、結局この軽薄なしくみに基づいた同業組合が穢れているだけでなく、彼らが悪意だからだ。

 アカデミシャン、学園関係者は、要は諸宗教とやっている事は何も違いがない。所が自分達だけは特別だ、宗教法人ではないと主張している。それで学校法人と称している場合もあるし、自分達こそ知者だと虚栄心だけ激しい。現代のソフィストとは学園関係者そのものでもある。当人達は気づかないだろうが。