永遠に続く時間の中僕はさも何も寄る辺のない舟だが流されていく先は必ず死その上で何か語ろうとも虚しく誰もいない夜の海を漂う月は果てしない大海原を照らしその平面の様な球面の微分に明かりを反射している自分をのみこむ宇宙の暗闇の内にあって何か救いを求めようと落ちてくる月光だけだ