上品さは程度として得られる物で、この世では習慣によってより上品な人間になりうるだけだ。そして確かに上品な人とそうでない人がいる。その最初の分かれ目は、より上品になろうとする意志の有無だといえるだろう。 この世では最も上品な人になる様つとめるべきで、逆ではない。下品さはいうまでもなく、中品さも常に上品さに劣っているのだから。