2020年8月27日

私的な純粋音楽理論から見たBTS楽曲の質

おととい話しかけてきた馬鹿女
こういっていた
僕が挙げたJohn Adamsの『China Gates』に比べ
BTSの楽曲の方がいいという
これ普通にウソついてんである。
僕はすぐわかったが相手の音楽理論の類を確認するため慎重に説を聴いた。
そしたらなんと言ったか?
発情発狂してるからだと

僕はBTSの全アルバム曲を聴いた
現時点で言えるのは、その女は音楽芸術全体を冒涜している
BTS全アルバム楽曲は正真正銘の三流芸術であり
1作の例外もなく単に米国風ヒップホップ、R&BとJPOPから借りたKPOPリフレイン形式を混成させた代物に過ぎない
厳密にいうとスキッドと称する曲間の雑談もあるが

ジョンアダムスの『チャイナゲーツ』は、
僕の知る限り現代音楽全体のみならず、
音楽芸術全体でも最も完成度の高い傑作といっていい作品であり、
いうなれば音楽界に比類がないマスターピースの一つである。
これに反論がある者は是非ともその理論を開帳して頂きたい所存である。
これは冗談ではない

一流どころか超一流の音楽を聴き、
あるいは三流音楽を聴き、
耳がついていさえすればすぐわかる違いをわざとウソついて三流褒めるってそりゃーダメでしょ。
それはもう余程重要な理論をもっている場合しかありえないと思ったので、
よく話を聞こうとしたら、なんと発情してんである。演奏家に。

一応書いておくけど、
というか普通に音楽なんでも聴いてたら誰でもわかると思うけれど、
別にわざわざ音楽理論学ばずともわかるだろうけども、
ジョンアダムスの『チャイナゲーツ』は、
いわゆるミニマリズムの楽曲で、
最小の構成要素をある秩序だったリズムの元に展開し、
それが精神性を帯びる構成

曲全体で主張されてんのは、
いわゆる器楽曲(純粋音楽)のうち調性音楽に対する批判といってもいいだろうけど、
だからといって無調の破綻した構成に流れるのではなく、
旋律(メロディ)を拝した単なる韻律(リズム)の範疇で、
尚且つ機械的ではない格調高い精神世界を現出させるといった試みだろう

例えばテクノとかエレクトロニカとかで似た試みが行われているけれど
(クラフトワークらを除き時系列的には微妙に後なのも含まれるかと思うが)、
ここではピアノを使った純粋音楽の構成内でミニマリズムが探求されているでしょ。
聴けばわかるけど。
ほんでだ。
ミニマリズムがいいわけじゃないのね

この楽曲の凄みはミニマリズムの理論じゃなくて、
その質なの
これも理論化して批評してるやつ日本語圏にいるのかいないのかしらんけども、
要は純粋音楽自体がミニマルなわけよね、今から振り返ると
最小構成要素でいかに重要な作品世界をつくりあげられるか
そこに還元して見返してみ

ピアノ楽曲単体で、現代(大衆)音楽のうち電子楽器でバス音などとして使われる事が多い構成をとる。
これ自体面白いのでミニマリズムの代表的作曲家としてジョンアダムスも挙げられるんでは?
けどね、細かくは対位法とか過去の古典手法を引用的に使ってるとかもあるけど、
ある規範に至ってるでしょ

この曲はミニマリズムとはいかなるものですか、
という時に簡単に引用し易い大変上質な作品である。
しかし同時にですね、
古典音楽全体を含めた全音楽史の中でも一番品位の高い次元に達しているといえるでしょ。
聴いて欲しいんですけど。
目を閉じて浮かんでくるのがある宇宙的情感なんだから。

アリストテレス説が正しければ、
音楽とは比例を使った芸術で、
可聴域の音要素を人工的に再構成する事で、
人の魂を揺り動かす所に本質がある。
成程その最古の定義に則れば、
『チャイナゲーツ』は完璧に規範を達している。
だって極めて単純なピアノ楽曲でありつつ、
人はこれで或る宇宙を感得する

もし『チャイナゲーツ』を聴かない場合と、
これをかけた場合
2つの状態を耳が聴こえる人で比較しよう。
明らかにこの曲によって、
精神的な浄化の様な感じを受けるであろう。
それはどういう事か?
音素の秩序によって人の精神が影響されてんである。
即ち純音同士の或る時間内での比例関係のみで

もう一度いう
この作品が人類の過去に生み出した全楽曲中でも、
少なくとも自分が知る限り最美の曲の1つだ。
そしてその最大の理由は、
純音なる音素に還元した上で、
最小の手立てで最大の精神世界を現出させる、
芸術家の手腕にある。
我々は巨匠ジョンアダムスのイデアに触れ、
音宇宙の神秘を知る

もしこの世にジョンアダムスが生まれていなかったら
我々は世界の音宇宙が、
斯くも重要な比例を隠し持っていたとは、
終ぞ気づかぬまま死んでいた。
世界なんてグチャグチャしてんだろうって。
ガチャガチャ乱雑にできてんだろうって。
無秩序で混沌としていて、
どこいってもうるせえなって。
その逆

エントロピーは増大する
その中で芸術家はある比例によって
仮の秩序を吐き出しているに過ぎない
だがジョンアダムスが世界にあらわしたのは、
そのかりそめの小宇宙(コスモス)の中でも、
最善最美の銀河であった。
聴け。
そんな曲だから。
斯くも麗しい小惑星群があろうか?
探せ。
全天体中を。

「ではあなたが作った『中国の宇宙』はジョンアダムスの出来損ないですか?」
これは本当の話、僕はジョンアダムスの『チャイナゲーツ』をなんとか規範の面でも超えられないかと試行錯誤しているみたいなもんであろう
僕はここではオマージュ的タイトルにしてますが、

要は、最小の構成で最大の秩序を生み出す基本技法に範を取って、
ループ構成の各器楽器(中国伝統音楽のものを含む)で、
比喩的にその宇宙の先をみせられないかな~
聴かせられないかな~という試みをしているといっていいであろう。
構成を非旋律的にずらすだけで調性音楽にも返らない。
比例だけで

実際にジョンアダムスの作品を超えられているかとは別に
(恐いので自分で聴けないが)
その種の試みでなんとか巨匠の肩に乗ろうとしているのは確か。
それは当然でしょ僕のが若いんだから。
現代音楽家は誰であれ、過去の巨人の影響を受けるだろう。
しかしそこに踏み留まっている限り存在意義はない

僕がいわんとしたのは、
東洋伝統音楽の手法(特に純音以外による音素配列の揺らぎ)をミニマリズムの構成要素とする事で、
いわゆる純粋音楽のうちピアノ楽曲では実現されない様な、
特別な宇宙を作り出せないものか? という話。
その試みが何らかの点で成功しているのなら、
曲作った意味があった

で?
BTS楽曲はすばらしい音楽ですか
本当にそうなのだろうか
その理由をお聞かせ願いたいと思ってじっと聴いていた
そしたらもう滅茶苦茶に侮辱されたのである人生を
何だお前は
整形歌舞伎に発情してるガキンチョか
もうね音楽界に入ってこないで今後
そういうの
疲れちゃったの僕
おとといときのう

がっかりですよ
がっかり
なんかさも素晴らしい理屈があって
ただの感覚論でもなんでもいいけども
よっぽどBTS楽曲に神々しい点があって
それを僕がまだ知らないだけなんだろうなって
そしたらなんていわれた
芸能歌舞伎ですけどと言われた
音楽なんてどうでもいいんですけどといわれた
馬鹿かと

そりゃお前はね
どっかのガキンチョだったんでしょ? 多分
学生生活もう少しだからがんばりますとか
何歳か知らんけど
少なからず純粋な音楽の話題してるのにね、こっちは。
なんでそこにきて芸能歌舞伎だから音楽は糞でいいとか、
わけのわからない事をいうのだろうか。
少しは擁護すれば? BTS楽曲

別にね
BTS楽曲下らないとは思うけどそこまでひどくもないでしょ。
何度も書いてるけど。
普通に立派な大衆音楽の作曲家さんじゃないですか?
中々作れないでしょあそこまで。
『Make It Right』が一番よくできてるよ。ウェルメイド。
逆に俺が擁護してやるか。逆に。
反証主義みたいに
いい所もあるよ

この曲のいい所はね、
僕が聴く限り、これはまぁR&Bッポイんだろうけど多分、
基本リズムが電子バス音でずっと通奏低音でかかってて、
そこに旋律を持つ声を重ねていくわけです。
そしてリフレイン形式(サビその他)で全体がまとめてあると。
間にいつもの様間奏ラップ挟むと

要は非常に良くある楽曲
日本だとSPEEDの頃から一切変わってない
『Body And Soul』
基本楽式に変化はないでしょ
少々違う所があっても微差で旋律声楽部が電子的に加工されてるか位だ
でも、楽曲とみての質はまあよくできている方だよね
なんかいかにも冷めた音調というか

じゃあさ、その点で擁護すりゃいいじゃん
これはクールなんですよって
そういえなくもないよ?
パチモンかもしれないけどさJPOPやR&Bの
それを高度に洗練させているんですよって論陣張ればいい
実際サムスンのスマホだってそうだろうがよ
自分達でスマホの基本つくってねーだろ
ぱくって改良してんだわ

ジョンアダムスみたいにね
過去の手法を全く使ってない様にみえる独創的作曲家ですら
対位法は借りてんだぜ
そしたらどんなに偉大な巨匠でも
過去の遺産から完全に自由になるのは難しいって事
そもそも純音使う時点でそうだしね
その改良過程に於ける過去との隔絶度と飛躍が、前衛性なわけ

BTS楽曲は総じて中後衛くらいだよ
現代大衆音楽全体で見ても余り独創性はないもん
考えてみなよ
サッチモとかのがまだ面白いでしょ
サッチモだよ?
あのサッチモの方がまだ面白い地位だよ
なんとかトーキョーパーティナーイ ウェーイ
そんなやつらですら少しは考えて作ってるってね
やばいレベルだよ

『STAY TUNE』
これのどこがメイクイトライトより少しはましかって?
これはクラブっぽい雰囲気でロックバンド構成で曲作ってるんだろうけど
繰り返しが多いのね旋律に
メイクイトライトもそうだけど
それがより極端だ
要はね軽くラリってる感を出す為にといってもいいが
旋律をミニマル構成

このなんていってるかわからんけどウゴウゴ唸ってる部分
電子的に声加工してある部分も何度も何度も繰り返されるでしょ
他のリフレイン基本構成はJPOPのとほぼ一緒だけど
それ以外の旋律もやたら繰り返される
メイクイトライトだとオールライトの部分がそうだ
でもそれがより極端になっているわけです

或る意味ではミニマリズムの構成に借りている
セリー(音列)音楽までは行かないけど
クラブで酔っ払ってラリってきてんな感みたいなループ構成を
既存のロック調にあてはめてんのだろうね
でっていう事ではあるけどさ
でも工夫はされてんじゃないですか少しはね
メイクイトライトは殆ど改良がないよ

メイクイトライトに工夫といえる様な部分があるとしたら
オールライトと言う付近(I can make better)の楽器旋律と
声が相互に追い駆ける様に構成されてる部分かな
これはカラオケ的というか
カラオケだと普通は基本旋律が鳴ってるところに重ねるが
この曲ではそれを追いかけっこ徒競争みたいに配置

でもねそれって独創度が高いといえましょうか?
ちょっとした工夫では
類似の楽曲が他にないとは思わないし
例えば宇多田ヒカル『traveling』とか
このサビ、2メロ、間奏部に近い要素がある
まぁ完璧に同じではないが
主旋律に重ねて別の旋律の声がかかってくるという意味だ

結局だよ
スマホの改良版みたいな工夫度なわけ
飽くまでアンドロイドで
上下のカメラ仕込んである幅の部分をちょっと狭くしましたみたいな
それが最高の楽曲だとは言えないんじゃないかな
少なくとも僕の音楽理論の範囲ではそう見えるけど
実際大して感動もしないしな
ガチで華風月のが感動したわ俺は