2020年1月7日

2020年度内に安倍晋三と長州閥による侵略独裁の野望は遂に明治以来失墜する

山口の8人だか9人の首相とやらは、殆どがいきなり他国へ侵略して罪のない人達を虐殺しまくり、主権を侵害しながら自分が支配者だ! とほざいて、しかもそれらの蛮行のかぎりを自慢すらしている。岸は命惜しさか権力惜しさに米政府のスパイとなり、安倍と共に米軍へ国を売り飛ばしさえしている。
 野蛮な長州閥が人道に対する犯罪をくり返していたのがこの150年なのが歴史上の事実でなかろうか? そして彼らは、元はといえばスコットランド商人から手に入れた武器で、日本全土の善良な人々を虐殺し、いうことをきかせていただけのヤクザである。自分達を華族令によって特権階級に仕立てていた。
 全く同じことは薩摩、つまり鹿児島で幕末以後に東京界隈に出てきて暴れていた政治家、軍人らにもあてはまる。
 百人斬り競争などといい、山口と鹿児島からでてきた軍人2人が、中国大陸で100人を一度に虐殺した、などニコニコ笑って新聞の一面で自慢していたのはつい83年前の話。おじいさんの世代だ。
 鹿児島市草牟田尋常小学校の副教材では百人斬り競争をとりあげ、「血わき、肉おどるような、ほがらかな話であります」と紹介されていた、という(早川タダノリ『「愛国」の技法』)。鹿児島や山口の人達がこの種の残虐をしているのは今に始まった話でない。戊辰戦争では国内でもやっている。
(画像は、昭和12(1937)年12月13日の『毎日新聞』(当時の『東京日日新聞』) https://en.wikipedia.org/wiki/Contest_to_kill_100_people_using_a_sword
明治政府はえらかったえらかったと、九州出身者とか山口出身者とか、高知人とかは言う。それは君らが蛮行できたからでしょと。

 全国あるいは海外の一般庶民を犠牲に、一部の山口・鹿児島・佐賀とか高知とかの人らが、権力乱用で金儲けして、ありとあらゆる特権牛耳れたからでしょ、としかいえない。

 現実の明治時代って女工哀史の世界であって、『金色夜叉』が流行ってた様な世風であって、当時、共立女子大生として都内で過ごしていたろう僕のおばあちゃんの話聴いていたかぎり、そこまでいい時代だったとはちっとも思えない。祖母が生前いっていたのは朝鮮と戦争になってしまって悲しかったと(正確には「あんなことになっちゃってね」といって悲しそうにしていた。自分が推測するには、朝鮮併合・日清・日露・満州事変以後の戦争のこと)。
 祖母(磐城人)曰く、大学の同級生に朝鮮からきた人がいて、孝行だからハングル文字で親へ手紙を書いていたらしい。元気でやってます、心配しないでね、みたいな感じで。しかしご存知のよう伊藤博文とかいう山口の馬鹿が侵略やりだし李氏王国を壊して以来、どんどん大陸進出して満州国とかやっていた。
 その後、あの様にあっという間に満州国ごと丸潰れで、朝鮮半島でいばりちらしていた日帝の官吏とか軍人とかどうしたかといえば最初に汽車で逃げ出した。当時現地にとりのこされたのは普通の日本人庶民であって、あたりまえみたく棄民されたのである。明治政府がえらいえらいとか意味がわからない。
 藤原ていが現地におきざりにされた子供2人だか3人だか抱えている母親であった。夫はロシア軍に取られていないので、自伝の随筆『流れる星は生きている』に書いている通り、命からがら大変な苦労をして満州から徒歩とかで九州まで帰ってきた。途中で助けてくれたのは、普通に笑えるが朝鮮人だった。
 鹿児島人の西郷隆盛だの高知人の板垣退助だのが、地元のヤクザ(侍ですね)が暴れてしょうがないから朝鮮半島へ侵略しようといいだした。彼らを政略で潰してから、山口人の伊藤博文が実際に朝鮮へ侵略政権をつくりに行ったわけである。ちょうど東日本へ彼らが暴れこんできたのとまるきり同じである。

 この伊藤博文というやから。朝鮮へ行くちょっと前に、汽車の中で『常陸帯ひたちおび』を読んで、末尾に短歌を詠んでいたと。
常陸帯よめば涙の玉ぞ散る人を動かす人の真心
というやつ。常陸帯とは藤田東湖が幕府から弾圧うけた時、水戸の徳川家が誠意で国の為に天保改革していたのが真実だと、内側から告白する内容の本である。
(藤田東湖『常陸帯』
https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/i13/i13_00623/
伊藤の短歌は
宮田正彦『徳川慶喜公---その歴史上の功績---』「大政奉還と王政復古」
http://komonsan.on.arena.ne.jp/htm/tokusyu9-5.htm
より引用)

 これはどういう話かというと、伊藤は東北本線内で、幕政改革の道半ばで散った東湖の後で、成破盟約が成就し、戊辰戦争を経て、山口県の一人の手に入った新政府の首相の座にあって、水戸学の肩の上にのっていると自覚したわけだ。
 東湖が真剣に国を思う真心が結果的に伊藤を今の地位におしあげたと。
 この1年後に満州で、安重根(朝鮮目線で義士)から伊藤は暗殺される。
 伊藤の誠意は朝鮮には通じなかった。だって彼は余りに傲慢すぎた。上から目線で近代化してやる、とか、及びでない。李氏側も、金玉均の様な開化派も、当たり前だが近代化試みていた。伊藤は松陰流侵略のいいわけしてるだけだ。

 ちょうど安倍晋三が、無理やり計算ルールや統計データを捏造・廃棄してまでアベノミクスは成功だと粘ってるのと似ている。菅直人氏を東京人扱いで長州閥から排除し、その上で上から目線で長州ガーとか安倍がいっても「お前が最高権力の座にいたいだけだろ」となる。真心も何も、ただの寡頭政治だろう。
 西郷を西南戦争で自害させ、板垣も排除し、それだけでなく萩の乱など地元の旧士族を弾圧し尽して、真心云々といっても偽善である。汽車内でいまさら気づいても遅いというか、伊藤は侵略主義者として東日本も侵略する、北海道も侵略する、沖縄まで侵略する、そのあとで朝鮮へ侵略開始するところだった。

 本当に偉いのは平和を守ること、たとえば慶喜公の様、一身一家を犠牲にしてまで平和の道を立てることなのであり、断じて、松陰流の侵略の悪意で国内政権を簒奪したり、内外侵略で虐殺・略奪・植民地化しまくることではない。この点で山口の侵略思想は松陰の野蛮さから何一つとして進歩していないのだ。
 この山口の蛮族侵略犯達に騙されている、もしくは共謀している九州は鹿児島とか佐賀とか、あるいは京阪あたりの関西人とか、四国の高知の人とか、本当に「侵略虐殺は偉い!」とか単なる野蛮だといい加減気づくべきなのだが、そこまで知能が進歩してない連中なので、何も変化は期待できないだろう。

 我々文明人が、イギリスだのフランスだのアメリカだの、国連の常任理事国だのの首長らに向かって「いやいや。イラン人が可哀想でしょ。殺して自慢するな! お前らが殺人してんのが悪いんだわ。反省して自国だけ守ってろ」と説教して、トランプだのボリスだのがわずかなりとも反省するだろうか?
 全く同じことは、山口とか鹿児島とか、高知とか佐賀とかの首長に向かって「いやいや。東北とか北陸とかさ、徳川の領地とかにあんたら道理もなく攻め込んできて虐殺だの上から目線で馬鹿みたいな蛮行してたじゃないですか。朝鮮、北海道、沖縄その他へも。それ人道犯罪だよ。猛省しろ」にもあてはまる。

 僕は、ドイツはこの点ましなんじゃないかとおもっていた。なぜならシリア騒乱にも、イラク戦争にも加わらなかったからだ。なんて偉い、西洋にも良心は残ってるんだなとみていた。そしたらイランへの非難決議はメルケルも参加しやがった。なんでなの? お前らなんで同調してイランへ侵略自慢しだした?
 結局、侵略主義者の心魂は直らないのではないか? これ、根本的に脳の欠陥が現れてしまう人達の特徴なんでは? 他者理解が苦手な人達は、他人の立場で物を考えられない。それで相手が傷つくことを平気でやる。山口だけではない。トランプやボリス、マクロンだけではない。メルケルお前もか。

 イラン人からみたら軍事司令官が潰されたらブチギレて当然なのは当たり前にわかるわけだから、彼ら欧米主要国のあほどもは意図的に、中東との戦乱をよびこもうとしているのは火を見るより明らか。
 ここで首相が小沢さんだったらどう判断したろうか。従来どおり一国平和主義でいてくれたろうか。

 大体、前から「スズメバチの巣作戦 hornet nest strategy」という陰謀論が囁かれていた。自分はこれの出自を探って検索くり返していたが、どうも或る記者がブログに書いたものらしくスノーデンの発言ではない。この陰謀論は米英イスラエルの諜報がイスラム国の起源との内容だが、要は対立を作り出したいのだ。
 西洋の複数のしりあいの言動をまとめると、西洋圏の白人系は全体として中東からの移民で治安悪化していると考えている。オスマントルコの侵攻と違って、あんたら西洋人が自分で安い労働者よんだだけでしょとなるが、自業自得以前に中東への反感が溜まっている。それでメルケルも翻意したのではないか。
 安倍晋三は上述の流れで、トランプ軍の手先やるべく既に中東の海辺に自衛隊を派兵している。これ以前に、戦争法を作っていつでも米軍の手伝いで戦争に参加できる状態にしてある。その際には非常事態宣言で日本国民の人権を大幅に抑圧できる。さらには改憲までもちだして、本格的参戦を準備中である。
 小泉政権で官房(副)長官やってた頃の安倍は、ダークテトラド的本性は現していなかった。片鱗をみせたのは拉致被害者への扱いで、訪朝時に別室で、交渉決裂を勧めて小泉父へ帰国を促した時くらいだった。そうしたら永遠に拉致被害者が帰ってこないまま終わるかもしれないのに見栄を優先したのだ。(渡部昇一『取り戻せ、日本を。: 安倍晋三・私論』68ページ
 安倍は最初から自分の権勢欲が最優先で、拉致被害者はこの為の駒だったことが彼の小泉政権内での言動から、今となっては理解できる。うらをかえせば、日本国民全員、皇室すら、彼の脳内では駒である。でも、もっと遡ると、松陰が獄中で皇室も否定し無政府主義に陥ったのに原型があると思う。

松陰「申し訳ない言い方ですが、もはやわたしは朝廷(皇室)も幕府(政府)も、わが長州藩(山口県)も頼りにはしていません。私に必要なのは、ただ6尺の、この私の体だけです」(安政6(1859)年4月、吉田松陰による野村和作あての手紙
 松陰はそこで独裁を主張しているといってもいいだろう。だから本質的には、彼は水戸学の尊王論を最終的に否定し、しかも多数決による共和政も否定し、今の安倍晋三に繋がる松陰信者の山口人らの独裁志向のきっかけを作ったといっていい。いわゆる長州閥が明治以後の政界でやっていた考えの原型だ。

 このまま行くと、日本単位でかなりの確率で、我々は中東と欧米の間の戦に、欧米陣営でまきこまれるだろう。だが、私は中東の人とも欧米の人とも語らったことがあるが、むしろ差別的なのは欧米人たちのほう、特に西洋人らだったと思う。中東の人達は濡れ衣を着せられている。余りに純粋で敬虔だからだ。
 西洋人は中世期にニュートン出現後、産業革命を起こして近代工業化を先駆けた時から勘違いし、西洋文明が世界の上位者だと、ある種の西洋中華思想に陥っている。今もその考え方は本質的に変わらない。ヘーゲルが西洋主義の代表者といってよく、西洋人のみが自由でありうると述べていた。当たり前だが妄想だ。
 ヘーゲル思想をより純化したのが、自身の血統を、神道じみて神格化したヒトラーだった。優生学は遺伝的多様性が環境変化への適応との進化論的常識を否定した点で、今日の目から大きく間違っているが、かれは遺伝したIQの点で優越してきたユダヤ教徒の選民思想に、民族浄化で復讐したとも捉えられる。

 安倍晋三は権力亡者としてどんなウソをついても、どんな卑劣な手を使ってもその地位にしがみつくだけでなく、自身の権限を最大化する為には誰を犠牲にしてもなんとも感じないダークテトラド的本性をもはやだれの目にもみてとれるほどはっきり示しているわけで、正真正銘の独裁者といえるだろう。
 中東から今すぐ軍を引け。さもなければ安倍の失脚は当然と思うべし。これが日本国民一般の中で、良識をもつ人の偽らざる真情と思うが、違憲な悪法の山の中で数えきれない不正をくり返してきた独裁政治、統計改竄までして大企業と癒着した最悪政治を礼賛する愚民はさておき、戦争は避けねばならない。
 松陰の覇道はあとを追う大勢の山口人によって、ついに末期に至った。かれは徳川を覇道よばわりしていたが、実際に政権簒奪後の長州閥による政治は、明らかに江戸250年の太平に比べ劣悪な、戦乱続きの代物だった。差別や格差など庶民への弾圧に加え、最悪時には特攻隊や人間魚雷までさせていた。
 安倍が自衛隊を米属国軍にする為、改憲まで魔の手をかけているが、そうなる以前に、かれの意図は売国によって米政府や知日家、日本操縦者らから諸々の独裁維持の便宜をはかってもらう、傀儡目的なのは明らかである。

 私の見る目がまちがっていなければ、今年中に、安倍は遂に倒れ、長州閥も終わる。
 中東へ喧嘩を売って戦争を誘導する米英仏のみにくい死の商売は、悪徳資本家の思惑の下にある。彼らはみずからの牛耳る軍需産業が、遺伝子組み換え作物、製薬業、銃などの利権と同じく諸国民の命を奪っても、懐銭を手に入れられれば反省などしない。が武器商人坂本龍馬を英雄化している日本人も同罪だ。
 最後に孔子の言葉を書く。
「君子は義にさとり、小人は利にさとる」
罪なきイラン人を、ベトナム、イラク、シリアに次ぎ大虐殺しようとはかる米英仏独の悪魔たちの片棒をかつぐなら、安倍は天下の大悪党の名を永世に伝えられるべきだろう。それ以前に、日本の義士が松陰の野望ごと地に落とすだろうが。