鈴木雄介ブログ
2019年6月12日
啓発と教育の原義
下衆に尊さについて教えるべきではない。中人以上には以て上を語るべしとは、下衆は永遠に高度な徳目、高尚な事柄に理解が及ばないという意味だ。孔子は啓発をこの意味で生徒自身の向学心に応じ教える意味で使っていた。確かに彼のいうとおり下衆に高度な内容を教えても理解できないばかりか誤解を重ね、寧ろ反発するという場面を私は見た。孟子が教育を英才教育の意味で使っていたのともこの事実は照合する。
愚者や卑人は自らの徳に応じた結末を経る。そして彼らの存在理由は世に反例を示すことだ。
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