地域Aの人が地域Bの人に不利な負の外部性を伴う思想をもつ場合、その伝播を可及的速やかにすれば地域Bの人は公害防止に動ける。しかし言語の多岐化は翻訳速度差によってこれを遅らせる効果がある。こうして地域間に文化差が生じる。
地域間の利害対立は郷土愛の範囲を限定する。
より公害度の高い自治体は、より公益度の高い自治体より人口増大に不利であり(故に移民を集める)、自集団の悪意の集積として中華思想に耽りがちになる(いわゆる覇権を主張しだす)。こうして地域間の文化差は最終的により公益度の高い自治体のものに含まれる結果になる(王道)。中華思想をもつ自治体は、いわば負の外部性を別の言い方にしているに過ぎない。