2019年5月11日

資本主義は貧民搾取の言い訳に過ぎない

1.資本主義で最も金を儲けているのは不労所得を得ている「働かない人達」(トマ・ピケティ『21世紀の資本』)
2.最初から他人の稼ぎをあてにしている人達には主婦・主夫、宗教家、皇室、政治家、会社全体の利益に寄生する経営者や労働者など無数の人達があてはまるので生存権と関係がない
3.税の起源は暴力団(天皇家等)が贅沢をする為なので単に強制的に収奪されていたもので、公共の用に使われるのは当時の政治体制の福祉志向次第
4.資産の偏り等の不公平に対する政治的調整は、より恵まれない立場の人の利益を最大化すること(ロールズの第二原理)なので、労働意欲等と関係ない
5.金儲けと税収の再配分を誤認するのは、配分的正義と調整的正義の混同によっているのであり、無知の一種
6.労働並びに勤労の努力の中には金の儲かり方と正相関していないものがある(NPOや芸術、宗教活動、公務など)ため、商業的価値観のみで利益の出づらい生業者への福祉を軽視してはいけない
 労働信仰もってる人は、恐らく貧民だった家族か先祖に影響されている。資本家または皇族華族等の貴族側に属していればその種の考えの正反対の思想(暇があるほどよい)が普通だったろうし、貧しければ貧しいほど勤労以外によっては富を得られないのが労働階級(旧町人)の真実なのだから。貧乏性だ。誰かが貧乏性なのはいいとして、他人全体にまでそれを強要し始めると話が違う。何しろ資本家側、有閑貴族(今日でいえば皇族や無業者)側からすれば自らの生業や私生活に干渉される原因になるからだ。貧民間のみに労働信仰を蔓延させ自分の首を絞めているのに気づかせないのが資本主義の要諦だ。