芸術っていかに間違えるか(いかに規範を破るか)が基本運動だから、明らかに学問と逆ベクトルで、そうであれば芸術家を学歴で正しい作業をしてると思い込んでる人達は完全に見方を間違えてることになる。脱抑制とみても正しさが低価値になる。ピカソがただの写実画家だったらとうに名が忘れられてる。
リキテンシュタインと村上隆はやってることは変わらないのに、村上の理屈でよく素人を言いくるめられたね。文脈そのものも流用できるというわけだ。
料理でいえば352円の牛丼が真のグルメと言い出したみたいなもんだからな。リキテンシュタイン以後のポップアートの二の舞の理屈として、アメリカ人の中である種のネタとして面白かったんだろうけど、カオスラウンジみたいにそれを素で受け取ってると完全に喜劇でしかない。一種の嘘なんだから。