2019年4月17日

日本政府が低教養な外人受けを狙うサブカル文化政策で自ら品位を下げている

漫画アニメはもともと品位がない大衆芸術だから、子供とか教養の低い人達に流行ってる。しかも商業芸術なので安価で海外に流布する。サブカルチャーを支持すること自体そうでない人に比べ品位がないが、日本政府は外国人に理由問わず褒められると国際的に認められたと有頂天になってしまう悪癖がある。
「国際社会で名誉ある地位を占めたい」とする憲法前文が、日本政府の人達を洗脳していて、国内でも低品位といっていいサブカルチャーが外国の子供・俗人、或いは村上隆の考えを容認する美術愛好家に褒められると、国内のメインカルチャーを放棄してしまう。大いなる愚行というか恥知らずなのだろう。某大臣みたいに、そもそも低教養な人物は、子供でも分かる漫画アニメの方がその他の高尚な芸術より遥かに親しみ易いわけで、自民党政府の文化政策は悉く漫画アニメ化・サブカルチャー化してしまう。彼らの名誉感情は外人受けを狙う他人志向のもので、自信や独善的高踏性は縁が遠いものなのである。
「民主主義化した文化政策は低俗化を免れない」と冷静な批評をしている人は、アメリカや韓国のポップカルチャーもその程度の質のものとみなしているわけで、日本政府が浮世絵を札の裏にするのもやはり他人志向の産物といえるだろう。本当に大衆芸術を誇っているとしたら、当人も低俗なのだから。
 そもそも純粋芸術の品位が確保されているのは(もしまだあるならだが)、その親しみ辛さ、敷居の高さ、理解し難さにあるといえるだろう。権威が得られるのは一般大衆には意味不明な世界だからだし、そこらの子供が夢中の漫画が威光など持ちようもない。日本の文化的な品位は自ら下げてるのだ。政府が。