商人は永遠に褒められえない。なぜなら金儲けはすればするほど他人を苦しめる、ゼロサムゲームだからだ。商売に必死になればなるほど真に金が必要な人の分を奪っているので彼らは努力するほどうらまれる。労働者一般が勘違いしているのは彼らの金儲けの為の行動という原罪が、経営者や資本家らの顧客搾取という悪意に加担しているだけなのに、その罪を合理化していることだ。
もし賞賛されたければ商人の行動原理を反面教師にするがいい。即ち金を取らず、完全に自由に行動すればいい。その結果、商人はあなたを差別し、誹謗し、貶める。そして商人はあなたを資本主義秩序にふさわしくない者として何も与えず、死に追い詰めたがる。だがそうされるほど、あなたは尊ばれる。
商人一般は目先の金を得て、繁殖行動をとる為に貶されながらも罪をまし続ける。彼らの満足は顧客、取引先、社員の搾取に加担し、世間に一定量しかない金をできるだけ集めることだ。自ら考えるのを放棄し、歯車となって上司、経営者、資本家の奴隷になりたがる労働者は、商人社会の下等な人々である。
彼らの罪深さを知っていれば、金儲けをできるだけ放棄し、且つ、少なくとも法の下で自分を除く誰の命令にも従わないことだ。プラスサムゲームなことが確実な何らかの奉仕活動に力を注ぎ、必要十分から最低限度の範囲でしか私有財産を求めず、商業活動全般を軽蔑しできるだけ避けて生きることだ。