2019年3月2日

マスコミの信用は賢者の中では最初からなく愚者の中では裏切られたと感じるもの

自由であるというのは、何らかの考え方に縛られないことだから、何かをすべきかどうかすら問い直すわけで、他人に残念がられようがそうでなかろうが、どうでもいいことなんですよ。
 戦争を問い直すべき、とか、メディアと戦争との関係は、という2つの問題意識を、自由な人に期待するのは勝手なのかもしれないけど、自由な人の側にそれを期待する理由がよくわからない。自由な人になぜ特定のメディア論とか戦争への反省を期待するの?
 なんかタイムラインに「戦争を問い直す」「戦争とメディアの関係を問い直す」ことを自由人(知識人)がしないのは残念というツイートとそれに同意するツイートが流れてきて、意味がわからなかった(なぜ特定のことを自由な人に一方的に期待するのか?)。で理由を尋ねる返信してみたけど、よく当該ツイートを読むと「パヨク」という、左派を差別するネット俗語を使っているとわかったので、恐らくIQが十分低い人が書いたのだろうから関わるとひどい目にあいそうだとおもって消した。ツイッターは非常に面倒が多い。
 多分、保守主義を正義と誤認している当人が、戦時中にマスメディアが政権浮揚や戦争賛美していた(何せ治安維持法以後は政権批判すると誰であれ逮捕されたのだから無理もない)ことを種に、現状のマスメディアも信用ならないので、安倍政権を称揚しないのが不満だといいたいようだ。
 僕は自分より愚かな人の考えることを理解するよう、2chやアメーバピグをみたりして努力してきた。生まれつきIQが低い傾向にあるといわれる右翼の一部の人の、誤解に誤解を重ねる考え方の一部がこれだけわかる様になった。あんまり嬉しくないけど。ある特定の類似言説をしていても、賢い人に典型的な考え方の筋道と、愚かな人のそれは全く違っている。「マスコミの信用」は賢い人にとっては最初からありえないことだと考えられているけど、愚かな人にとっては信用できて当然と思っているから大変回りくどい仕方で騙されたと被害者意識をもつらしい。