2019年2月6日

高い正義と貴族精神

いじめをいじりといって正当化している人々は、日本国民のかなりの部分にわたっている。この人達が群れて弱者を嘲弄している卑怯者なのは間違いない。彼らはもともと反省力も殆どないからその様な蛮行をしているのだから、説教してもほぼ直らないと思う。ますます群れてつけあがる一方だろう。
 弱者を大勢でいじめることは卑怯だ、という武士道的な精神は、もと町人階級のなかには元々あまりなかったのだろう。今日、商人となった彼らはやはり弱い者いじめを恥じる様な精神性は持ち合わせていない様に見える。民主主義を乱用し、多数派の横暴が当然と思ってさえいるのだ。
 単なる被疑者を容疑者と呼び集団虐待したり、不倫した芸能人を徹底的に攻撃したり、被害者の親族をマスコミがとりかこみ私生活をなくし自殺させたり、ニートや引きこもりといった経済弱者を集団差別したり、田舎者と呼んで非東京都民を侮辱したり。平成の商人もやはり弱い者いじめを平気でやっている。
 社会的正義の公準を為していた武士階級の後継者だった軍人は敗戦で衰退し、平成日本に貴族的な精神の持ち主はまだはっきり立ち現れていない。お笑い芸人のいじめ正当化事例が品性下劣な慣行なのは明らかだから、高い正義感を持つ知識人が彼らの不義理に寸分も同調すべきでないのは自明であろう。