死が唯一無二の楽しみである、というだけ、自己犠牲に漸近するほど利他行動をする事が、この世で最も幸福で有徳な人生なのだ。そして私の苦楽は全てここに由来しているのだ。
相利性が真の善でない事は、アダム・グラントのいう成果を挙げるgiverと同じ内容で説明できる。もし利己を含む利他性なら、それはmatcherのふるまいでしかない。
自己犠牲は利他性の目的ではない。世界の幸福の最大化が目的だ。そしてあらんかぎりの利他行動をしているが自分に何の報いもないとしたら、それは避けようがない自己犠牲である。