2019年1月30日

新自由主義と全球主義について

新自由主義は格差拡大に過ぎないから微妙だったが、グローバリストそのものは、新興国の経済を発展させてるんだから決して害があるとは言い切れない様に思う。売国の定義にもよるが、地球経済の発展は博愛的であるのと同時に日本もその一部として恩恵があるだろう。
 全球主義を愛国心の観点から否定するのは、いわば自国という共同体を単位にした利己性を意味しているのだから、博愛の観点からは決して立派な態度ではないだろう。真の愛国があるならそれは世界の発展、特に世界で最も恵まれない国の最不利者への恩恵を前提とした上でのものであるべきだろう。
 自由貿易の推進は、関係国それぞれに公平な関税があるとき世界の必然的発展の一部だから、決して否定されるべきではない。したがって重大な問題は新自由主義の方であり、格差拡大を放置する様な、結果の所得・資産に対する非調整的な政治の側にある。累進課税の弱体化が一国内部でも国際的にも有害だ。