人は誰と関わろうといずれそのような人になるのだから、わずかな時でも愚物と過ごしてはならない。愚は尊者をそしり、愚者をほめたたえ親しむ。それは尊卑を知らぬからだ。愚物を避けよ。愚物の言動を見聞きするな。愚物のいかにあるかさえ知らぬ方が幸いである。全ての人を知る事はできないのだから、我らは尊卑の違いを知れば、愚物のすべてを知らずともそれで十分である。むしろ、日々尊者がどう思いいかにあるかに詳しくなれ。尊さは心の価値である。
わずかでも愚物に奉仕するな。わずかでも尊者に仕える者は、優れた状態に達する。