善良な人としかくらすな。
卑しい人は群れて悪業を誇る。不幸の殆どは、卑しい人々の悪果である。尊さは身分や地位ではない。卑しい皇族が最悪の結果をもたらす。
都会人は群れて悪事を誇る。卑しい都会人は良識ある田舎者を差別する。これらは都会人自滅の原因である。群衆数が善悪の基準ではないからだ。衆愚は最短の地獄である。京都人が意地悪によって不幸をなすりつけ、東京人が下衆と悪行しながら虚勢を張るのは、多寡と善悪を誤認する陋習によっている。
善因は良識によって蓄積され、それは群れる事自体ではない。卑しい人々は悪業を誇っているので、己の悪因に気づく事はない。金儲けや政治的身分、学位、爵位、受賞等の名誉は決して善因の証拠ではない。悪しき人々も悪因の故にこれらを得るからだ。