深夜、東京品川の下人ももくろ(ももいろクロコダイル、その他のニックネームを変動させる)が来る。近頃毎度レコナーに粘着するや金儲けをしろと煽るこの脱税が日常のタイ人との娘がいる下級商人は、性売買や淫行が趣味と下賎である。愛媛の父と東京下町の母の子というももくろは父親に社会見学と称して小学生のころ娼婦の下に連れて行かれたという筋金いりの下種で、当然の如く普段の行状が優れていない。明治大文学部を卒業したとはいえ特に学があるともいえず、誹謗や障害者への差別、煽り(相手を挑発して怒らせる為の虚言をいう)を入れて広場民や哲学部員(レコナーの部長をする上級広場民のコミュニティ)に迷惑を撒き散らすこの男は、道化あるいはトリックスターとして蛮行を続けてきた。他方で何度もレコナーに一緒に海外旅行に行こう等誘いをかけてくる場面もあり、レコナーに粘着するのを趣味にしている様子である。
ももくろは早速、「(金儲けしない)クズ」等とレコナーを挑発、その時点で広場にいた衆愚層といえる神奈川の創価学会員で下品な主婦やまぶどうや、機械人間ミューデを煽った。たまたまゼニ儲けが趣味の京阪人タクマも登場し、広場は一時騒然となった。
ミューデ「MさんがRさんと会ったのは幸せだったろうかと最近思ってしまう」
等、いつものよう倫理観の欠如しているミューデはミキへのねたみからか悪意ある誹謗を行い、ミキをも煽りの対象にしだした。
りおしは東京の商業階級でもあり、日頃から安易な金儲けの話題をしているが、レコナーへの(ある種はた迷惑な)善意からか、キックバックを得る為かは不明だが、筑波で壷を焼く仕事をすれば数千万円が一時に手に入る等と儲け話をもちかけつづけたが、儒教精神や水戸学、武士道の徳目から来る清貧や賎貨思想を背後にもつレコナーはこのうまい儲け話に忌避感を示し拒否していた。だがこの日、諦めないりおしはミキに同じ儲け話をもちかけた。レコナーがミキ自身の普段の判断力からいえば自分でこのうまい儲け話の怪しさを認知できるだろうと踏んで、別の調べごとをし、ミキへのりおしの説得を放任していた所、世間知らずのミキはりおしに殆ど懐柔されてしまった。レコナーはミキにその様なうまい話はそうないものだと忠告したが、りおしとミキの間の自由の問題なのでそれ以上踏み込むことはしなかった。そして遠からずミキと話す事でこの件が自然に解決されるともレコナーは見越して、彼らの話し合いを見逃していた。するとこの隙を見つけた悪戯のももくろは、レコナーを中傷しながらやまぶどうやミューデを煽ったのだった。煽られた倫理欠落の悪しき機械ミューデは上述の発言に加え無礼な発言をレコナーとミキへ連打した。やまぶどうは、かつてレコナーやミキの住所を調べて「汚しにいってやる」などと脅迫しながら現実に住所地までストーキングをし、一方的に宗教心からミキに着物を送りつけるなど、押し付けがましくひたすら図々しい長野のいなか出の都会コンプレックスのあるおばさんであり、息子が早熟で責任も取れない相手と淫行している事に悩んでいるなど広場で暴露している下品な面が多く、またもミキに同情するふりをして下種のかんぐりの数々でレコナーを中傷しだした。これら下俗な連中を煽る下人ももくろは大喜びで悪意を真っ当し、広場を右往左往した。
しかしレコナーはこれらの下衆を荒らしとみなして無視し、その後、哲学部にてミキや何とか丸らと話し合い、拝金によって人格毀損の悪習に落ちている東京・神奈川・京阪人である、ももくろ、やまぶどう、ミューデ、タクマら労働主義者である広場民の落ちぶれ方について冷静に分析するのだった。
他方、昼頃神奈川の嫌味な性格の女性ユークレース(以下ユーク)がレコナーに話しかけるや、北朝鮮への差別的偏見によって日本を比較幸福だと正当化しだした。レコナーが弱小国民への差別は国際的通義や政治道徳に反する、或いは文化多様性の面からも日本が北朝鮮に全てまさっているともいえないと、常識的返答をするや、ユークは理解できずに混乱しだした。そうしてユークは北朝鮮の旧政権が行った拉致について指摘し、更に北朝鮮人への差別を強調して表現しだした。レコナーがその種の言動には共感できないと、また日本政府側がかつてから強制連行の被害者らに救済措置をしていない事と見比べればどちらがより巨大な罪かは判定できないと歴史的普遍性の観点を持ち出し、それ以上の対話を拒否したが、ユークはその日のうちは人道について反省も理解もできず、次の日にレコナーへ謝罪するのだった。