2017年7月20日

慈善と商い

慈善活動は貧しい頃から己にしつけねばならない。営利の癖は社会からの尊敬を失わせる。
 詐欺にあい貧しくなった人は、慈善により蓄えを減らした人より尊い訳ではない。営利の為に失った富は、営利の為に詐欺をした人の手元に至るからだ。
 愚者の楽園で貧しいから蔑まれるといって嘆くな。愚かな人たちはその金をどぶに捨てていく。
 賢者の為に商え。人格者の喜ぶ仕事を行え。もしその尊い仕事が清貧でしかありえない暗愚な国があっても、衆愚は自滅し、利口者が得をする結果になるから。