2017年1月4日

商人

他人が利益を得る事は不快であり、己が利益を捨てる事は他人に快である。これ故に商業や商人は不愉快であり、彼らの目的とする自己利益はどれもみな他人にとって有害である。利益を貪ってしか生き得ない商売人は他人にとって不快な存在であり、憎悪されて死ぬ。成功した商人は更に不愉快であり、彼らの生前の自慢は、利益や稼ぎ方を盗もうとする人によってしか参照されない。商人に近づく異性はその利益をとろうとしているだけであり、根源的には相手の強欲が不愉快なのである。商人や労働者の子はこの不愉快の中で生まれ育ち、親が根源的に反社会的な行動を合理化しているのを目撃しながら育つ為、ひねくれて性悪になるだろう。商業地即ち都会には性悪がたかり次第に退廃した、悪徳の生活に陥るものであり、それは利を貪る商売人が根源的に悪党だからなのだ。都会が悪人だらけで外部から嫌われ、悪徳のゆえ憎まれているのはこの為である。