かしこさは知能の多岐性そのものであり、遺伝、学習と経験の差が生まれる限り、唯一のかしこさは幻想である。全知全徳全能は、人々の求める幻想、妄想、理想像への類似性にすぎないが、人々の思うかしこさがずれている限りそれらに唯一の姿はありえないか、少なくとも仮想である。共通のかしこさを求める信仰の形を宗教、宗派、学派、school、何々派、民族、集団、群れ等という。国家は共通のかしこさを最低限度基準として法化した宗教である。
かしこさをある定型にし多少あれ計測可能にしたか、評価主体の元にまとまらせた体系が全ての学校、学位、学閥、学派、或いは受賞、勲章、褒賞、そして報酬である。