鈴木雄介ブログ
2013年6月4日
町
人間の中身はなくなっても
その魂は残るだろう
くらした人の心に報いる
そういう町をつくらねばならない
僕の生涯にいくつもひどいことがあった
でもそれは世界中で同じかもしれない
遠い海の向こうでくらしている誰かが
僕の小さな言葉の羅列でそれを知るだろうか
大海原は果てしなくそらを満たす
こどもをさずかっていく人々
広がっていく町のすがた
ひどい人々もえらい人々も
この世を束の間すごして死ぬ
僕の生まれ育ったどこも満たす海風だ
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