2013年4月30日

社会学

社会の地図を上手に描ける人はそうでない人に比べて社会性をもっている。心理的な場合これを社交性といえる。
 これらの地図化が巧みでない人、つまり内向性や内省性のある人が社会の多くが求める何かではない言動を為すが、実際にはこの変異のうち有意なものが社会の進歩といわれるものだ。天才性ははっきり単なる典型学習に比例した秀才とは異なって、大きく何らかの独創によって社会の中に新しい側面を加える。単調で動きがない社会と、変容に富むそれの違いはこの天才への許容性の差といえる。個性や個人の重視は伝統に天才からの恩恵があった文明で見受けられ易い。又逆に集団や全体が重視される社会はこういった経験が少ないか、集団と異なる特性へ寛容でなかった事が却って好都合だった瓶首があったかもしれない。