2012年11月12日

しずけさ

だれのためでもなく
そこにしずんでいた
わずかなときにさえ
きいているきょくだ
だれのうえにであれ
そこにねむっていた
しずかなひるさがり
きこえているこどう
もしなにもかもきのせいで
すぎさるだけのものなら
だれのためでもなく
すばらしいひととき
そのてのひらをとり
おだやかなごごをつげる
あきるほどむかし
よのなかはしずんで
くすんだよるにねた
ほしぼしのままだった
あきてさえなおも
よのなかはしずかに
ひたすらみちのうえ
あるきゆくだけだった
あきさえもすぎて
よのなかはふゆへと
ゆっくりかわりつつ
つきせぬなぎさへと
すべてのひつぜんをかえし
ただしずかにしずんでいた