2011年12月19日

偉大な箴言の引用による再記録又は書肆への奉仕

『非人間的生活を強いられる階層を滅ぼすのが文明社会の責務なのだ。
『人間を変えられるのは生活基盤であり生活習慣であり教育だ。金ではない。断じて金ではない。
『過去に世界各地で試みられた、ホームレスに金を与えるという試み、ホームレスに仕事を割り振るという試みが全て失敗に終わり、効果を上げられなかったという事実を思い出すべきだ。
必要なのは生活基盤なのだ。生活基盤さえ与えれば、彼らのうちのいくらかは自ら立ち上がり復帰出来るだろう。
『努力を怠らなかった優秀な人間は、生まれた家の収入や家柄に関わらず成功を手にするべきだ。あらゆる人が満遍なく機会を与えられるべきだ。
それが素晴らしい国であり世の中だ。~
七つの海の真ん中でシェイクスピアを学んだ人間だけが頂点へと登れる国よりは、遥かによい。親の収入で行く大学の種類が決まる国よりは幾分かは素晴らしい。
------真性引き篭もりhankakueisuu氏

 これらの金言は最も偉大な哲人の列へさえ彼を加うるにふさわしい証でもある。
Web log上の彼自身を含む数多くの随想に紛れて語られた為この真実の言のみが他の言説より目立たないのかもしれないが、そこには自由主義の中の最も高貴な精神と理想、それに加えた社会的保障の問いが明白な答えに結ばれている。
 ここで生活基盤と呼ばれているものは、怠惰を伴わせる劣悪な労働条件をつくりあげた資本家もしくはその有効需要の逓減に向けて過ったしまい込みの意図及び含まれた必要十分を超えて我利的な悪意は社会的福利の観点から公的損害とみなす、新たな経済学的視線とおなじだろう。この生活基盤が全くに或いはすくなくとも広く全ての生活状態と相対して十分以上に非人間的でなくなる時まで、自由を持つ社会では資本家の横暴への法的乃至倫理的制裁措置すなわち福利に反してまで搾取された過剰な所得額の罰則による全般調整と、一般に有り得る有効供給の部分的もしくは近場の飽和からきた怠け癖への叱咤、勤労あるいは勤勉の習慣のためになされるあらゆる激励とを、無用の用まで容れた個性の多様性の称揚に加えて自らとその属した文明化の上に加えつづけねばならない筈である。

又、聖の位に属する言葉として
『人間世界は、即ち我が国というものは、己の幸せを願う心を持って生まれてきた赤子を、そのまま、その心を失わぬまま、人生を最初から、最後まで生きられる世であるべきである。本来ならば、そうあらねばならぬのである。人と人との繋がりというものは、人と人との接点というものは、それ即ち、幸せでなければならない。そうあらねばならないのである。生きるとは喜びであり、生は喜びであるべきなのである。その至極当たり前の事阻害している物があるとすれば、それは悪である。
------真性引き篭もりhankakueisuu氏