命からがら逃げ出してきた
小さな島で起きたこと
大国と通じて島で我が物顔にふるまう
悪徳のぬしだけが天皇をなのった
たみを奴隷とし凄まじい悪徳を
ほしいままにしたその末路は
まだ来ていないかのごとく
目の前にある
数かぞえきれない矛盾と
ありふれた悪人のなかで
ひとりきり助けをもとめても
それを知るひともいない
神はつめたく世をみわたしている
雪のふるよなか
函館の奥でねしずまった
寝息をたてるちいさな存在
だれだってそれとかわりない
消え去りそうな偶然のありさま
芸術だなんだって
わざをほめたてるルネサンスのひと
もし大宇宙からみかえせば
そのちいさな仕事にどんな意義がある
くだらない連中がはびこる
現世のサロンなど文明のごみ箱だ
俗物だらけの世間になど
すこしの息をつけるまもない
大地震がこわしてしまった
瓦礫のなかで冷えてしんでいく魂
ただ慰霊の名目で
テレビカメラを大勢ひきつれ
日帰りで見舞いをする300億円の年収のひと
それすらすこしもありがたくない
ただ以前のとおりの海岸を
努力すればかえられるくらしを
返してくれれば
大文明ぶって
星中を殺害してまわった西洋人たち
今度は極東の島にきて
京都の姦淫小説などほめちぎっている
まことにバカな連中だ
それにしてもこんなちいさな島で
くだらない悪さをつみかさねている
数多くのジャップは罪業を
そのための悪禍をさけられるつもりか
自然を美化する連中も死ぬがいい
そんな弱肉強食のありさまから
やっとのがれてきたはずの貴様らが