2011年10月8日

極東

命からがら逃げ出してきた
小さな島で起きたこと
大国と通じて島で我が物顔にふるまう
悪徳のぬしだけが天皇をなのった
たみを奴隷とし凄まじい悪徳を
ほしいままにしたその末路は
まだ来ていないかのごとく
目の前にある
数かぞえきれない矛盾と
ありふれた悪人のなかで
ひとりきり助けをもとめても
それを知るひともいない
神はつめたく世をみわたしている
雪のふるよなか
函館の奥でねしずまった
寝息をたてるちいさな存在
だれだってそれとかわりない
消え去りそうな偶然のありさま
芸術だなんだって
わざをほめたてるルネサンスのひと
もし大宇宙からみかえせば
そのちいさな仕事にどんな意義がある
くだらない連中がはびこる
現世のサロンなど文明のごみ箱だ
俗物だらけの世間になど
すこしの息をつけるまもない
大地震がこわしてしまった
瓦礫のなかで冷えてしんでいく魂
ただ慰霊の名目で
テレビカメラを大勢ひきつれ
日帰りで見舞いをする300億円の年収のひと
それすらすこしもありがたくない
ただ以前のとおりの海岸を
努力すればかえられるくらしを
返してくれれば
大文明ぶって
星中を殺害してまわった西洋人たち
今度は極東の島にきて
京都の姦淫小説などほめちぎっている
まことにバカな連中だ
それにしてもこんなちいさな島で
くだらない悪さをつみかさねている
数多くのジャップは罪業を
そのための悪禍をさけられるつもりか
自然を美化する連中も死ぬがいい
そんな弱肉強食のありさまから
やっとのがれてきたはずの貴様らが