2011年10月19日

猶予

つまらない小さな島で
とじこめられた狭い社会
家もどこも逃げ場はなく
金儲け金儲けと追い詰められている
どうでもいい私的な話
もうきえさりそうな小さな
あかりは今かいまかと
人類の犯してきた罪を追いつづけている
悪魔達の蠢きだす音ギロリと光る目
大宇宙がどれほど広くとも
小さな狭い部屋で暮らすだけの
とるにたらない存在共
同じ様な人種の群れに紛れ
下らない地獄じみた世の中を歩かされる
げすな関西小説を
うれしがって読みあさるブリッツ
ジャップとかわりないごみ
全員死ねばいい
地元の中途半端不良
大都会だろうが土井中だろうが
かわりなくふえつづける
二足歩行の馬の骨
全員死ねばいい
だれもかも俗物だった
僕は希望を失った
全員死ね
そして神の創造した世界のルールを
もっとましなものへ変えてしまおう
天皇家の搾取ゲーム
胴元へ貢ぐため日々必死でお稼ぎ
商人文明で資本ごっこ
実際福沢の大好きな銭儲け社会らしいが
こんなげすの宇宙で
たまたま息を吸うのも苦痛に違いない
だれひとり君を愛する者はない
消え去るだけの小さな魂
それが生きていようがいまいが
だれひとり変わりなく俗物を続ける世界
ならどうして連中と同じ世にいるのだ
はやい話が破滅をまちのぞむ猶予
僕らは踊らされた馬鹿どもが
金とひきかえに時を棒に振るのを眺めていた