鈴木雄介ブログ
2010年11月13日
批評的宗教論
みな原理主義(原典合致型信教)の対極に置ける批評的宗教こそ求められるべき。そこでは信仰間の対立も、批評的解決に返る。この対立は信から導ける道徳箇条を原理的に、文字面から解釈しようとする場合に固有の問い。もし批評的にときふせられれば、どの箇条も比較的にしか語るべきではないだろうし、矛盾を起こしもしない。批評的宗教態度は、何れ単独の信仰をのりこえて唯一の宗教とよべる普遍の教えに辿り着く。それらの道徳箇条は、重ね合わせから別の倫理へとまとめあげられるから。
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