地表から全ての藻屑となった
私達が消え果てても
誰ひとりとして困るまい
もしあのどう仕様もない
かつて我々の属していた
共同体が、同じあやまちを続け
矛盾したその心を
文明の上にばらまくとして
なぜ宇宙の広がりを知らない
どうしてここにいる
お前は小さな子供としてきづき
あの際のない空を眺めていた
もしそれが当然の道理なら
世界を変えて行くことだけが命題
すべきことをせよ
その通りにしたばかりに
大和魂の犠牲になった先祖の墓の前で
くだらない醜態をくりひろげる土民
もし来世がきたら
この現実はあらわにされるに相違ない
命より大事なものがある。
あの生き残り組の何人が
はたしてそれを悟っているか
汗水流して働いていようと
大義を果たした職分はこの手の中に
あると誇れる人間が
一体この狭い島国に何人おられよう
さあ今すぐに勇気を試すのだ