2010年9月18日

常陸の風

既になき物はだれにもみまわれずいたずらに吹きすさぶ風、風よ
祈り、重なり、月浮かぶ空、空! 誰に知れる空だろう
やがて消える人ども。蛍の光はそれをさとる丈! 涼しさ。
調布の交番の向こうに見えた空なし! あーあ
もししあわせがあるなら何気ないものだけだろう、何気なさ!
終わったバンド聴く価値なし。弾けて混ざれ
竹林の凉かぜ! 耳を走らせてく! 常陸の風だ。
風、風、海風、秋になりゆく間に。聴け、聴け風を、時代を駆け抜けてくこの風