2010年8月2日

文化学

文化段階は事実上、昇華された能力の高下により、一般のこの高さは「競争条件」による。じかには通過儀礼その他の段階は社会が残存させた成人後の必需才能への試験のみ。だから試験されない侭その場の昇華能力が定型化されはしない。様々な競争条件下では通過すべき儀礼自体が異なる。文明とよばれるばらつきは、個々の能力へみればこの多様化に親しい。
 文明の量とは単にこのばらつきの多さだと定義すると、文明の質はこれとは異なりばらつきの密度だといえる。一定方向への昇華能力の導きが、その場の伝承での得られた定型文化素の密度を高める。