空の上から地上に降りる視点
巨大な灰色の島
その一角を映す
小さな少年が二本差しで大都市の中を走り続けている
穢奴を斬り伏せる
次から次へ
石造りの都庁のてっぺんから
島中に下劣な産物を撒く元凶を退治すべく
いざ出陣
ところが
穢奴マスゴミは
かねにまみれて公家と薩長のアジア猿どもにかしづかれ
連日連夜テロリスト扱い
ならお前らの暗黒の蠱惑界の中心で
今も昔も全国民から暴力ずくで奪った税金で鱈腹くらいまくる
どっかのやくざの親分はどうなんだ
奴は命令づくで
アジアの人間を生き埋めにし強姦させ嘘をついて逃げおおせた挙げ句
原子爆弾でお前らを焼き殺したんじゃなかったか
山奥であの無意味な戦の犠牲になった少年隊の魂がきみに乗り移る
倒しても倒しても湧いて出る蛆虫ども
次から次へ切り捨てても石詰めの都市に隙間はたんとある
そこに入り込んで穢奴はかならず繁殖してくる
きみは穢奴の気違いどもが
真夜中の街で淫蕩を尽くすのを粛清するため立ち上がらねばならぬ
その邪悪な西戎の末裔を髪の毛一本のこさず滅却し尽くさねばならぬ
南蛮奴の底知れぬ退廃を正すため京都で戯れる人虫どもを斬り伏せ続けねばならぬ
少年を捉えた視点は地上を離れ地球を映す
無音の宇宙で小さな青い星は回りつづける