2010年8月19日

少年

空の上から地上に降りる視点
巨大な灰色の島
その一角を映す
小さな少年が二本差しで大都市の中を走り続けている
穢奴を斬り伏せる
次から次へ
石造りの都庁のてっぺんから
島中に下劣な産物を撒く元凶を退治すべく
いざ出陣
ところが
穢奴マスゴミは
かねにまみれて公家と薩長のアジア猿どもにかしづかれ
連日連夜テロリスト扱い
ならお前らの暗黒の蠱惑界の中心で
今も昔も全国民から暴力ずくで奪った税金で鱈腹くらいまくる
どっかのやくざの親分はどうなんだ
奴は命令づくで
アジアの人間を生き埋めにし強姦させ嘘をついて逃げおおせた挙げ句
原子爆弾でお前らを焼き殺したんじゃなかったか
山奥であの無意味な戦の犠牲になった少年隊の魂がきみに乗り移る
倒しても倒しても湧いて出る蛆虫ども
次から次へ切り捨てても石詰めの都市に隙間はたんとある
そこに入り込んで穢奴はかならず繁殖してくる
きみは穢奴の気違いどもが
真夜中の街で淫蕩を尽くすのを粛清するため立ち上がらねばならぬ
その邪悪な西戎の末裔を髪の毛一本のこさず滅却し尽くさねばならぬ
南蛮奴の底知れぬ退廃を正すため京都で戯れる人虫どもを斬り伏せ続けねばならぬ
少年を捉えた視点は地上を離れ地球を映す
無音の宇宙で小さな青い星は回りつづける