2010年6月18日

近代国家

肩書ふらつかせてやってくる
ヤンキー
まったく勉強しない爺さん
若いとき東京で遊んでたってさ
偏差値教育の奨励
わははは終ってる
学歴みせびらかしつつ
威張りながら仕事もできず居直る
職場の重荷だって誰もが知ってる
なんだってこれがあの
早慶戦かい芥川賞で猥褻小話ごっこの
はいはい現世の勝ち組を誇っても
子供の目には見える
生まれつき悪い
別にどうでもよかとばい
あららまぁた勘違いで殺人傷害だ
テロリストだって誰もが知ってる
ところが公家の下心によりそう悪徳で
業は溜まる
神の眼に見透かせる
この宇宙の有様には何もかも
当たり前の理由がある
ほらご覧なあの壇上で
居直ってる山口からきた人のつら
どっかで見たことあるかと思ったら
やっぱりか
まぁた暴力で政権を揺らがせる
悪意の中核が西から来るのか
清らかな河川に
流れくる濁った洗剤の泡
経済発展を目指させた代償
僕が小学生んとき遊んでた川だ
泥々のそこはもう
誰もよりつけない汚臭のどぶで
こうして少しでも眺めていれば
まるで不審者扱いで疑われる
何の人と小学生が言う
僕は昔その小学生だった
まだビルが建ちはじめて間もないそこは
透き通る水のずっと流れてる川岸だった
西日本出の人がテレビで馬鹿騒ぎばかりする
それを見ている皆は同じことをする
悲しみの声さえどこかへ行ってしまった
どんどん田ん圃がつぶれ大型小売店が建つ
南の皆さんがあの汚い大都市で
懸命に働いてつくってきた品々
有り難く頂戴しますと言わせたいところだが
僕は昔その畦道を手を引かれて通い
蛙のこどもが跳ねるのを楽しんでいた
誰からも忘れさられた側溝のふちに
咲いているたんぽぽの花が星の様な
球になった綿毛をとばすのを見て
蛍があたりを飛び交うのを喜んでいた
テレビCMのスーツで着飾る芸能人が言う
私たちは地球と環境のために尽くします
自動車が排気ガスをまき目前を走ってく