2010年5月29日

小さな少年の夢

現代演劇だってこと
僕らは小さな頃から
この下らない世の中を
散々魅せられてる
それはテレビであり
学校と家庭であり
社会や職場であり
国際と国連とほかは
どうでもいい宇宙だ
小さな子供は親の罪の為
無理に産まされて
地獄みたいなこの世で死ぬ迄
馬車馬みたく働かせられ
引きこもりを馬鹿にする
出づっぱりの集団へ囲われる
そいつらは全く頭がなく
とにかく金儲けと繁殖
もう飽き飽きだ
君はあの雑魚な子供を見放す
そいつらは親と同レベルの
救い難い黄金虫なので
僕らは殆ど絶望の中で生まれ
理解どころか知能もない親と
どうでもいい位の期間を
適当な教育で肯われて
泣きながら産まされ死ぬのだったな
それでも猿は似た様な
どうでもいい発情期をくりかえす
どこまで進んでも罪業の中
僕らは旅先の茶店で
つまんないきび団子を片手に
はるかな山々をみわたすが
それは只の偶然の見通し
結局ここは果てしない世界で
どこへ歩んで行っても同じ
つまり極東の孤島で
僕らは逃げ場がないってこと
結論からいえばそれが
大宇宙の隅っこで生まれた
小さな少年の夢