生き残りに対して獲られた文化素がその場の業。もしこの内に有用な形質があれば、少なかれ保存される。場が増産し易い形質は希少価値な事が多い。よって適所毎のひきつぎは獲得と遺伝の両面からすら望ましい変異を鋭くそうでないものと区別し、選択され易い。社会で表徴種(目立って特産化されている様に見えるどの特定種、最低でもその種からの創造か表現の象徴となる文化素のたち)はこの経過、即ち希少さの埋め合わせによる逆理な過剰増産種という出自を伴うのが殆ど。普通もしくは捻りのない眼では過剰増産化が恵まれた環境や世代間誘因でそうなったと思いがちだが、単にありふれていればえり好みによる強調はほぼありえないこと、見過ごされ違う形質と限りなく微分視された細かな異なる種との間で見失われると審美性として一般現象の観察面に説かれた超中庸さからの希少形質へのいいかえで知れる。再生産率一般は社会系か社交場、又は単に生物学用語でいうレック(好色:lecheryの略意?)か舞台でのそれへ特に強化された希少さの誇示をみせる。常に突然変異の割合含む感覚基盤からしか生物は物事をうけとらないので、審美さは全形質内で自らが属する種内集団の内、生存確率が安定する最低限の基礎づけ、主には健康という概念で測れるそれからの形質の変化率を最も望ましい方向性へ保てた場合。つまり珍しさが生態の基本条件と大幅に矛盾せず個体そのものの感覚基盤の要素か遺伝子配列とある程度違っている達の時それはえり好みの対象となりがち。